アッカーマン一族はエルディア人なのか?巨人になれない可能性も検証してみた

ミカサとリヴァイ エルディアとマーレ
第93話「闇夜の列車」
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物語の序盤から戦闘力が際立っていたミカサとリヴァイ。

のちにケニーの登場により、彼らが「アッカーマン」という特殊な一族であることが明かされました。

ミカサは当初からアッカーマン姓を名乗っていましたが、それが持つ意味は知らなかったようです。

また、リヴァイの姓もアッカーマンであることは、ケニーが明かすまで本人も含め知られていませんでした。

ケニーと自分の関係を尋ねるリヴァイ
諌山創『進撃の巨人』第69話「友人」より

アッカーマン一族は優れた身体能力の他にも一般のエルディア人とは違う性質を持ちます。

壁内人類のほぼ全てを占めるエルディア人は王家の持つ「始祖の巨人」の力によって記憶を改ざんされ支配されてきました。

ところがアッカーマン一族には「始祖の巨人」による記憶操作が効かないのです。

このことから、アッカーマン一族はエルディア人とは別の人種であり、巨人にはなれないのではないか、という説も浮上しています。

果たしてリヴァイやミカサはエルディア人なのか?

物語の中で判明している情報から考察していきたいと思います。

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アッカーマンはエルディア人ではない?

まず「ユミルの民」ことエルディア人の情報をおさらいです。

エルディア人の基礎情報
  • 巨人化の資質を持つ別名「ユミルの民
  • 」始祖の巨人の力により記憶や肉体を操作される
  • パラディ島のほとんどを占める人種。

「巨人の脊髄液を体内に吸収すると巨人化する」というのがエルディア人の特徴です。

マーレのグロス曹長いわく「こんな生き物はお前らエルディア帝国の『ユミルの民』以外に存在しない」とのこと。

よって、一般論として単純化すると「巨人になればエルディア人、なれなければ違う」と定義しても良いでしょう。

追記

厳密にはエルディア人とユミルの民は完全にイコールとは言えません。詳しくは始祖ユミルの記事へ。※ネタバレ含みます

しかし、アッカーマン一族には次のような特徴があります。

  1. 作中のアッカーマン一族で実際に巨人になった者がいない
  2. 始祖の記憶の改ざんの影響を受けない
  3. 人間の姿のまま巨人の力を一部引き出すことができる

①に関しては検証のしようがないので置いておきます。

重要なのは②です。

エルディア人であれば「例外なく」始祖の巨人の影響下に置かれることは確かなようです。

パラディ島の王政は始祖の力で住民の記憶を改ざんし、支配してきました。

しかし、アッカーマン一族は記憶操作の影響を受けないことがわかっています。

アッカーマンについて語るケニーの祖父
諌山創『進撃の巨人』第65話「夢と呪い」より

ケニー・アッカーマンの祖父は多数派の血族(=エルディア人)と対比する形で「我々アッカーマン家を含む『少数派の血族』」という表現をしています。

これは言い方を変えれば「アッカーマンはエルディア人ではない」ととらえることもできますね。

始祖の巨人の影響を受けない「少数派の血族」とは

エルディア人が大多数を占める壁の中の人類ですが、ごく少数の記憶の改ざん(=始祖の巨人の力)を受けない人たちもいます。

始祖の力について語るケニーの祖父
諌山創『進撃の巨人』第65話「夢と呪い」より

始祖の巨人の力に影響を受けないとわかっているのは下の3つのグループです。

  • 東洋の一族
  • アッカーマン
  • 王政の支配者層

東洋の一族は間違いなくエルディア人ではないので始祖の影響を受けないのはわかります。

ではアッカーマン一族と王政の支配者層にいる人たちはなぜ始祖の巨人の力が及ばないのでしょうか。

始祖の影響を受けない「多人種系」エルディア人

先ほどエルディア人は例外なく始祖の巨人の影響を受けると書きました。

では本当に始祖の力が及ばないエルディア人は存在しないのかを検証します。

壁の中に潜入していた頃のライナー達は、王政の支配階層にいる人たちを「他人種系エルディア人」と呼んでいました。

王政の構成人種について報告するアニ
諌山創『進撃の巨人』第96話「希望の扉」より

「ユミルの民じゃない他人種系エルディア人」、つまり巨人化せず、始祖の巨人の影響も受けないエルディア人が存在するとも受け取れます。

もしそうなら、アッカーマン一族もこの一派だと言えるかもしれません。

この「他人種系」は何を意味するのか。

言葉の意味を解釈すると、2通りの受け止め方ができます。

  1. 他人種と混血して「ユミルの民」の血が薄まったエルディア人
  2. ユミルの民とは別の人種だが、エルディア帝国の国籍を持っていたという意味でのエルディア人(アフリカ系フランス人、のような立ち位置?)

①の可能性ですが「支配階層に結婚して潜入する作戦」に対するアニの次のセリフからすると否定していいかと思います。

王政への潜入は難しいと語るアニ
諌山創『進撃の巨人』第96話「希望の扉」より

「家系に『穢れた血』を感染させるようなヘマはしないよ」

第96話「希望の扉」より

ということは、「多人種系エルディア」にはユミルの民の血は入っていないということになります。なので王政の中心にいる「少数派の血族」は①の「ユミルの民の血が混血で薄まった人たち」ではないと断言できます。

ということで、ライナー達のいう「他人種系エルディア人」は②の人種的にはユミルの民ではないが、エルディア帝国に住んでいたという意味での「エルディア人」となります。

つまり、「人種的にはエルディア人だが始祖の影響を受けない」という人たちの存在は今のところ確認できていないことになります。

ここまでのまとめ
  • エルディア人は始祖の影響で記憶を改ざんされる
  • 王政の支配者層は始祖の影響を受けない
  • 王政の支配者層は人種的にエルディア人ではなかった
  • 始祖の影響を受けないエルディア人は確認されず
  • アッカーマンは始祖の影響を受けない
  • ということはアッカーマンはエルディア人ではない?

ここまでの情報では「アッカーマンは始祖の影響を受けないのでエルディア人ではない」という理論は一見もっともなように思えるのですが…

次の話ではその説も否定されることになります。

「巨人科学の副産物」なのでエルディア人?

アッカーマン一族は始祖の巨人の影響を受けないことから「エルディア人」ではないという意見は一見もっともに聞こえます。

しかし「巨人科学」の研究過程で生まれたアッカーマンはやはりエルディア人であると裏付ける話があります。

「巨人科学」の対象は当然エルディア人

「巨人科学」で研究対象となるのはどんな人たちでしょうか。

当然、巨人になれるエルディア人でしょうね。

アッカーマンが巨人科学の副産物なら、当然エルディア人から派生したはずです。

アッカーマンの誕生過程を説明するエレン
諌山創『進撃の巨人』第112話「無知」より

第112話でのエレンのセリフに「ユミルの民(=エルディア人)を弄くり回した結果 偶然できたのが人の姿のまま巨人の力を引き出せるアッカーマン一族だ」というものがあります。

なので、アッカーマンもエルディア人であることは間違いないといえるでしょう。

「道」を通じて戦闘経験が送られる

「元はエルディア人でも改造されたからすでにエルディア人ではない」

という意見もあるかと思います。

しかし、これも否定できる根拠があります。

ユミルの民と座標について説明するクルーガー
諌山創『進撃の巨人』第88話「進撃の巨人」より

クルーガーの話の中に「全てのユミルの民はその座標へと繋がっている 空間を超越した『道』でな」

という言葉があります。

そして再びエレンの証言。

アッカーマンの強さの秘密を語るエレン
諌山創『進撃の巨人』第112話「無知」より

『道』を通じて過去のアッカーマン一族が積み重ねてきた戦闘経験までもを得ることができた

このことからアッカーマンも「道」で繋がっている、つまりユミルの民(=エルディア人)であると確定ですね!

この第112話のエレンは本心を隠して喋っているようですが、この部分についてはわざわざ嘘をつく理由はないと思いますので事実として扱っています。

始祖の影響を受けない理由は?

一つ解決できない疑問は、アッカーマンはなぜ始祖の影響を受けないのか、ということです。

先に考察した通り、アッカーマン以外の始祖の影響を受けない人たちは全員エルディア人ではありませんでした。

アッカーマンだけがエルディア人でありながら始祖の影響を受けないことに対する答えは今のところありません。

ただの想像になりますが、もともとの血筋によるものではなく、アッカーマンが生み出される過程で偶然「耐性」ができただけではないかと思われます。

「人の姿のまま巨人の力を引き出せる」というのもおそらく始祖ユミルの想定にもなかった能力でしょう。

アッカーマンはいわゆる「バグ」や「突然変異」のような現象?

であれば、始祖の力が及ばない部分がいくつかあってもおかしくはないと思います。

アッカーマンは巨人になれない?

とあるサイトで「アッカーマンは人間の姿ですでに巨人の力を発揮しているから巨人にはなれない」という意見を見かけました。

しかし、本当にそうでしょうか。

人間の姿ではやはり巨人には勝てない

エレンが言うには「人の姿のまま『一部』巨人の姿を引き出せる」と言うことです。

具体的には抜群の身体能力、ケガの回復の早さといったところでしょうか。

しかし、いくらリヴァイやミカサが強いといっても立体機動装置なしでは並の巨人にも絶対に勝てません。

巨人のような強さといっても、あくまで人間相手の場合のことです。

いざという時に巨人になれないようでは、見方によっては普通のエルディア人より弱いと言えます。

で、アッカーマン一族はかつては「王側近の武家」だったとのこと。

巨人を支配するエルディアの王が、並の巨人にも勝てない一族を側近にするでしょうか?

こう考えると、アッカーマンが巨人になれないというのはやや不自然に思えます。

アッカーマンが巨人になれないという話は出ていない

何より、物語中で「アッカーマンは巨人になれない」といった具体的な話は一度も出ていないということです。

第108話でエレンの「進撃の巨人」を誰が引き継ぐかという話になった時、立候補したミカサ。

そこでジャンはミカサに「巨人になれるかも怪しいって話だろ?」と言いました。

ミカサをたしなめるジャン
諌山創『進撃の巨人』第108話「正論」より

しかしこれはミカサが「アッカーマン家だから」ではなく「東洋人とのハーフだから」巨人になれるのかが怪しいという文脈です。

実際、混血だとどうなの?

エルディア人とマーレ人の混血であるライナーは鎧の巨人になれます(混血なのはたぶん本人と母しか知らない)。

>>>進撃の巨人で一番かわいそうな男、ライナーの苦難まとめ

また第86話「あの日」では、大昔に「エルディア人は他民族に無理やり子を産ませユミルの民を増やした」との歴史記述があります。

これが事実なら混血しても巨人化能力は保たれることになります。

「アッカーマン家がなんなのかわかってねえ」という理由で止めたのは、巨人になれないからというよりも「アッカーマンが巨人になったらどうなるかわかっていない」ということだと思います。

というわけで、今のところアッカーマン一族が巨人になれないと判断する要素はありません。

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結論:アッカーマンはエルディア人!

というわけで結論です。

アッカーマンは少し魔改造されていますがれっきとしたエルディア人だと結論づけてよいでしょう。

巨人化の可否についてははっきりしたことは言えませんが、わかっている情報だけで判断するなら「巨人化できる可能性は高い」と言えます。

次第にわかってきたとはいえ、まだまだ謎の多いアッカーマン一族。

  • 東洋の一族との関係は?
  • どんな立場の人がアッカーマン一族を生み出したのか?

今後の情報開示が楽しみですね。

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