進撃の巨人「壁」情報まとめ。構造、目的、街の位置や構成など。

壁 ストーリー考察
諌山創『進撃の巨人』第67話「オルブド区外壁」より
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「進撃の巨人」の世界観を象徴するものといってもよい「壁」

壁の上にひょっこり頭を出した超大型巨人は、もはや日本人なら誰でも見たことのある光景だと思います。

ちなみにこのサイトの余白部分の柄も「壁」をイメージした模様となっています(スマホじゃわからないけど)。

当たり前のように存在し続けた壁にまつわる謎は、物語の進行が進むにつれてほぼ解明されたといって良いでしょう。

それでは進撃の巨人の壁について復習してみましょう。

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壁の概要

壁の概念図
諌山創『進撃の巨人』第6話「少女が見た世界」より

「壁」はパラディ島の人々が暮らす領域を囲う高さ50メートル、三重の城壁です。きれいな真円ではないそうですが、おおよそ王都を中心として円形に張り巡らされています。

外側から「マリア」「ローゼ」「シーナ」という名前がついています。各領域はそれぞれ

  • 中心からシーナまでが250km
  • シーナからローゼまでが130km
  • ローゼからマリアまでが100km

つまり、半径480km(つまり直径960km)のめちゃくちゃでかい領域を囲っているわけです。960kmは埼玉から広島までの道のりです。意外と広い。

そして全ての壁の総延長を計算すると、なんと約6,970km!!

中国の万里の長城の総延長は6,259kmなので、まさに恐るべき建造物です。世界が平和になったらパラディ島の壁も一大観光名所となったことでしょう。

もう壁なくなっちゃったけど…

材質は「硬質化」

硬質化したエレン
諌山創『進撃の巨人』第67話「オルブド区外壁」より

壁は巨人の「硬質化」能力によって作られた物質で構成されています。

パラディ島の壁はエルディア帝国の第145代目の王カール・フリッツ始祖の巨人の力で築いたとされていますが、具体的な方法までは不明です。

まさかあの巨大できれいな形の壁を1人で作れるわけはないと思うのですが…

中の巨人たちが全員そんな高等な硬質化を使える気もしませんし。というか彼らはたぶん意思を持っていなさそう。

カール・フリッツ王が超絶すごい能力者だったのかな?

防御用の硬質化部分よりは柔らかい?

鎧の巨人には刃が通らない
諌山創『進撃の巨人』第48話「誰か」より

巨人の体に張り巡らす硬質化物質は超硬スチールの刃すら通らない硬度を持っています。

しかし壁は立体機動装置のアンカーが刺さるくらいには柔らかいようです。兵士たちも壁の上にレールとか敷いて大砲を設置したりしてますし。

さすがに作る範囲が大きすぎるのでカール・フリッツ王も少し手を抜いたのかもしれませんね。

構成・地区

パラディ島の壁の構成
パラディ島の壁の構成

壁の東西南北にはさらに壁で囲まれた都市区画があります。無垢の巨人は人が密集しているところに集まる性質があるので、襲撃された時に防衛の範囲を限定できるようにと設けられた区画、いわばオトリです。

危険度は高いですが、駐屯兵など人が集まっている分、経済も繁栄しています。

物語の中で主要な区はいくつかありますが、どこかわからなくなってしまいがちなのでおさらいしておきましょう

シガンシナ区

シガンシナ区の位置
シガンシナ区の位置

一番外側のウォール・マリアの南端に位置する都市。エレンの生まれ故郷。

パラディ島の南端はマーレで「楽園送り」にされた人たちの船着場なので、そこから襲来する巨人にもっとも狙われやすい場所。

エレンが子供の頃にマーレの戦士(ライナー、アニ、ベルトルト)に襲撃されて壊滅、外側と内側の門の両方が破壊されてウォール・マリア内は巨人が侵入する領域となってしまいました。

進撃の巨人で一番かわいそうな男、ライナーの苦難まとめ

人類が奪還後もパラディ島の南端の街となるため、外国勢力(主にマーレ)との戦闘の最前線基地となります。

壁の破壊、調査兵団対ジーク戦士長、マーレ空挺部隊による奇襲と、何かと物語のキーポイントとなる戦いが起きがち。

トロスト区

トロスト区の位置
トロスト区の位置

2番目の壁ウォール・ローゼの南端の城塞都市。ウォール・マリア陥落後に人類の最前線となります。

訓練兵だったエレンたちの駐屯中にマーレ戦士隊の襲撃を受ける。ウォール・ローゼも陥落かと思いきや、エレンたちや駆けつけた調査兵団によって、多大な犠牲を払いながらも巨人勢力に人類が初勝利。

エレンが巨人になる→人が巨人になれる→巨人勢力のボスは人間かもしれないという物語のキーポイントが明らかになった場所です。

ストヘス区

ストヘス区の位置
ストヘス区の位置

一番内側のウォール・シーナの東側の城塞都市。憲兵団になったアニの勤務地。なぜかエレンが王政に連れていかれる度に護送がこの区を通り、そしてその度に戦場になります。

1度目は女型の巨人との戦いで、巨人が出るはずのなかった内地の街のことだったので街はパニックに。

2度目は中央憲兵と調査兵団が人間同士のドンパチをやらかします。

ある程度裕福な人たちが住んでいる街のはずですが、これだけ色々あるとさすがに地価も下がったでしょうね。

壁の中の巨人

壁の中の巨人
諌山創『進撃の巨人』第33話「壁」より

壁の中には50m級の超大型巨人がびっしりと並んでいます。壁の素材自体は硬質化の物質なので、大型巨人たちは鉄筋のような役割だと思います。

145代目の王カール・フリッツが整列させて壁にしたのでしょうが、ものすごい巨人統率力ですね。

その数は幾千万体とも言われています。それだけの人を巨人にして壁に埋め込んでしまうというのはなかなかの鬼畜だと思うのですが…誰もそこには触れていません…

最終兵器「地鳴らし」

壁の中からでた巨人
諌山創『進撃の巨人』第122話「二千年前の君から」より

壁を作った目的は3つ。

  • パラディ島を鎖国状態にして引きこもるため
  • マーレの巨人攻撃を防ぐため
  • 「地鳴らし」による戦争抑止力

ヴィリー・タイバーによるとカール王は戦争を終結させるために一部のエルディア人を引き連れパラディ島に三重の壁を築いて引きこもったということです。

外界と隔絶するために住民の記憶を操作し、歴史と外の世界の出来事を忘れさせました。

外と連絡を取れないように壁を作ったとも考えられますが、先ほど触れたように壁と街のつくりは巨人からの攻撃を想定した設計になっています。

そして重要なのが「地鳴らし」による戦争抑止です。

地鳴らしは壁の中の大型巨人を一斉に開放して相手国を踏み潰すというファイナルウェポンです。

「我々に関わるな。手を出してきたら皆殺しだゾ。」ということですね。

しかし王家が持つ始祖の巨人はイェーガー親子に奪われたため、地鳴らしを(単独で)発動できる人はいなくなってしまいました。

始祖の巨人の能力を発揮するには王家の血縁が必要。

「九つの巨人」の超大型とは違う?

超大型巨人
諌山創『進撃の巨人』第104話「勝者」より

壁の中の巨人は大きさ、外見の特徴からしても「九つの巨人」の一つ、超大型巨人と同じように見えます。

ベルトルトやアルミンはモブキャラを継承させられたのか?と思いきや、たぶん壁の中の巨人と超大型巨人は別物です。

根拠は2つ。

  • 壁の巨人は理性を持っていない
  • 壁の巨人は100年以上生きている(九つの巨人継承者は13年で死ぬ)

壁の中の巨人は命令に従って前進するのみで、個々が複雑な行動はとっていません。また数日間休まずに行動していることからも「無垢の巨人」の強化バージョンだと思われます。

また、超大型巨人の必殺技「ドーーーーン」も使えない(と思いたい)。

爆発する超大型巨人
諌山創『進撃の巨人』第103話「強襲」より

壁の巨人がこれをできたらアルミンとベルトルトの立つ瀬がないですよね。

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壁が消滅、そして

行進する壁の巨人
諌山創『進撃の巨人』第126話「矜持」より

物語最終局面、始祖の力を得たエレンが壁の巨人を全て開放、地鳴らしを発動させました。

全ての壁は崩れ去り、壁の中の大型巨人たちが一斉に世界を踏み潰しに向かいます。

エレンとしては、世界の人々のパラディ島への敵意に絶望し、やられる前に世界を滅ぼしてしまえ、という決断です。

こうしてパラディ島だけが残り、世界は更地に…となってしまうのか?

・・・

…と、ここでふと思ったのが、

今、パラディ島は完全に無防備だぞ?

もしマーレに到着した巨人たちを迎撃した世界連合艦隊の一部が迂回してパラディ島を奇襲してきたら、壁も巨人も軍艦もない、兵器も兵力も劣るエルディア国は確実に敗北します。

エレン、やはり君は死に急ぎ野郎だったのか…

もっとも、世界連合艦隊もアホの集まりだったのか、「地球上に存在しうる最も巨大な大砲のほぼすべて」を一ヶ所の戦場に集めた挙句に壊滅するという戦略上の愚行を犯しているのでパラディ島の危機は去ったといえます。

いやぁ、マガトが撤退に成功してマーレ側の指揮官をやっていたらパラディ島は危なかったでしょうね。

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