「進撃の巨人」第2話から登場し、超大型巨人とともに人類の敵の筆頭として存在感を示してきた鎧の巨人。
ウォール・マリアの内門を体当たりで破壊したシーンは物語序盤のハイライトではないでしょうか。
鎧の巨人の基本情報をまとめます。
※ネタバレを含みます。「進撃の巨人」を読み始めの人は注意してください。
PR:日本最大級のマンガ(電子書籍)販売サイト【eBookJapan】
鎧の巨人 基本情報
初登場 | 第2話 |
継承者 | ライナー・ブラウン |
特性 | 全身の常時硬質化 |
鎧の巨人は始祖ユミルが作った「九つの巨人」の一つで、ゴツい体格と全身にまとう硬質化した皮膚が特徴です。
超大型巨人とともに人類を守るウォール・マリアを破壊して100年の平和を破るきっかけを作りました。
正体は104期調査兵のライナー・ブラウン。
さらっと正体を明かした時には読者の皆さんも衝撃を受けたのではないでしょうか。
正体に気づいていた読者の方もいらっしゃったようですが、管理人はまったく気づいていませんでした(笑)
鎧の巨人の能力
全身の常時硬質化
9つの巨人の中には体を硬質化させる能力を持っている者がいます。しかし、基本的には意識を集中した部分を一時的に強化する程度です。
女型の巨人や獣の巨人も硬質化を使えますが、
- 全身に攻撃を分散してポイントを絞らせない
- 不意をついた攻撃
- 硬質化の暇を与えない速攻
などによって硬質化の防御を崩すことはできます。
しかし、鎧の巨人は「全身が」「常に」硬いという特性があります。作中の様子では意識して硬質化をしているわけではなくデフォルトの状態のように思えます。
壁内人類にとっては砲撃も刃も通らず、撃破不可能という驚異の存在です。
硬質化を活かした肉弾戦
全身を硬質化で覆われているため、接近戦での攻撃力も高いです。
パンチは一撃で進撃の巨人の顔面を吹き飛ばし、体当たりで壁の開閉扉を破壊するほどの威力を持ちます。
壁の素材はは硬質化の力で作られているため(たぶん扉も同じ)、巨人に対しても体当たりの効果は大きいでしょう。作中ではみられていませんが…
足は遅い
ライナー自身が「俺の巨人は足が遅ぇ」と認めているように、鎧に覆われた体は俊敏ではありません。
エレンを拉致しようとした時には、立体機動のまま巨人から距離を取ろうとしましたし、後には調査兵団の馬に並走されていました。
女型の巨人や一部の奇行種は馬よりも早く走れるのは知られているので、走力に関しては並みの巨人といったところでしょうか。
膝の硬質化した皮膚を剥がして瞬発力を高めることもできますが、防御力は無くなってしまいます。
鎧の巨人「最弱」説
物語序盤では無敵のように思えた鎧の巨人ですが、後半では登場回数のわりにはあまりいいところがないように感じます。
104話では戦意喪失したライナーが「鎧のない巨人」になってしまう始末。
読者の間では「鎧の巨人は弱い」という意見がささやかれることも。
本当に鎧の巨人は弱いのか?
鎧の巨人の正しい使い方
そもそも、鎧の巨人は単独での運用には向いていないのだと思います。巨人の力を有効に利用していたマーレ軍の将校からも
「マーレの盾となり攻撃を引き受ける巨人」
「
というセリフが出ています。
「鎧の巨人で敵の攻撃を防ぎながら遠距離攻撃や奇襲に向いた巨人で攻撃する」というのが本来の運用方法ではないかと考えます。
単独でそれなりに戦えていたのは継承者ライナーの身体能力によるところが大きいのではないでしょうか?
雷槍や対巨人砲の登場で鎧の防御にかげり
序盤は攻撃が通じない無敵の巨人でしたが、
- 進撃の巨人の「硬質化パンチ!」
- 調査兵団の「雷槍」
- 中東連合軍の「対巨人砲」
など、強力な武器が登場すると硬質化の皮膚も貫通されるようになり、鎧の巨人の防御の優位性が揺らいできます。
マーレ軍のマガト隊長は巨人による戦力がいずれ科学技術に追い抜かれるということを認識しています。
そうなると動きの鈍さから敵の標的になりやすい上、盾としての役割を果たせなくなった鎧の巨人は真っ先に戦力外通告を受けることなってしまうでしょう。
実際、防御力が売りのはずの鎧の巨人は何度も死にかけています。まあ、ライナーの運が悪すぎるというのもありますが…
「最弱」というと酷なようですが、物語や時代が進んだ段階では「鎧の巨人」は確かに運用が一番難しい巨人になってしまったと言えると思います。
スポンサーリンク
まとめ
ウォール・マリアの破壊から始まり、近代兵器に巨人が圧倒され始めるまで、物語の重要な転換点には必ず登場し続けてきた鎧の巨人。
「とにかく硬くて攻撃が通じない」というシンプルですがインパクトの強い特技が最近薄れてきてしまっているのが残念ですが、個人的には中の人(ライナー)ともども好きな巨人なので今後も活躍を期待したいところです。
コメント