エレンを止めるためにパラディ島を離れる調査兵団とマーレ戦士隊。
飛行艇を手に入れるためにイェーガー派に占拠された港についたアルミンたちですが、そこである2人の人物に制止されます。
読者的には「誰だよ!」か「生きてたのかこいつら!」とどちらか2通りの反応しかなかったと思います。
97%の読者は初登場キャラだと思ったことでしょうが、彼らはほぼ死に絶えたと思われる最初期からの主人公グループの同期です。
この記事では彼らの登場シーンをおさらいしておきましょう。
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サムエル登場→破片で気を失って落ちる
サムエルが登場したのはなんと第3話。エレンたちの訓練兵104期の同期です。
サシャが上官の食料庫から肉を盗んできたシーンで初登場します。この頃の方が精悍な顔立ちで頼りになりそうです。
「オレもその肉 食う!!」
「何つっ立ってんだエレン!作業に戻んねぇとバレちまうぞ!」
と、威勢のいい言葉で仲間たちとやりとりします。この感じだとクラスでも結構イケてるグループに属していたのではないでしょうか。
しかし、サムエルのセリフは上の二言だけ。
直後に超大型巨人が襲来、熱風に吹き飛ばされた仲間たちが立体機動に移る中
頭に何かが当たって気絶、50mの高さから落下します。
サシャによって地面ギリギリで救出されますが、その後第128話までサムエルは姿を消してしまいます。
ダズ登場→ひたすら取り乱す
ダズの登場は第11話。巨人が侵入したトロスト区の前線から一時撤退したあとです。
巨人の攻撃に晒されたダズは仲間が食われていたのも助けられず「次は俺の番だ」と恐怖を募らせパニック状態に。
食われるくらいならと自決しようと剣を抜いたところを仲間に止められます。
もちろんダズだけでなく、多くの兵たちは恐怖に押しつぶされそうになっています。
そして続く第12話にもダズは登場。
巨人に占拠されたトロスト区奪還作戦を告げられると、「いやだ!死にたくねえ!」と命令を拒否する姿勢を明らかにします。
任務放棄を叱責する上官に向かい
「巨人に食い殺されるより100倍いい」と、また剣を抜きます。
これを見るに、巨人の脅威もさることながらダズも相当ヤバい奴だという気がします…
しかし命令不服従に敵前逃亡に上官への反逆。軍法会議で処刑されてもおかしくない罪です。もう少し命を大事にしたほうがいいぞダズ…。
ダズ再登場(回想シーン)→凍ったミノムシに
それ以降フェードアウトかと思いきや、ダズは回想シーンにも登場します。
訓練兵時代の雪山訓練にて虫の息となった状態で再登場。
か弱いクリスタが助けようとダズを引きずっているのですが、ユミルはクリスタの真意に気づきます。
危うくダズはクリスタの自殺願望の巻き添えになるところでした。なんちゅう扱いや…
結局、ユミルの巨人の能力によりダズは一命を取り留めますが、この回では特にセリフもなくやはり128話まで退場することとなります。
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ダズ・サムエル再登場→悲しい死
そして97%の読者がこの2人を忘れた頃に奇跡の再登場を果たします。
彼らが今まで何をしていたかは推測の域を出ませんが、まず訓練兵の成績上位には入っていないので憲兵団はあり得ません。
調査兵団も、彼らレベルでは激戦の数々を生き延びられたとは思えません。
というわけで、彼らは駐屯兵団に入っていたとみて間違いないでしょう。そしてイェーガー派のクーデターによりそのままエルディア軍に入ったのだと思われます。
しかし再開も束の間、避けられない信念の違いによりお互いに涙しながらの争いとなってしまいます。
サムエルは最後まで「仲間じゃないのかよ!?」と言っていましたし、ダズは銃を構えながらも引き金を引けませんでした。
結局、ダズとサムエルはコニーに射殺されてしまいます(悲)。
こうして地味ながらも物語最初期から名前のわかっている最後のモブキャラは天に召されてしまいました。
ハンジさんみたいにかつての仲間に迎えられては…ないかな。やっぱり。
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